国債店頭取引清算基金

国債店頭取引に係る清算基金

毎週最終営業日の前営業日(*1)に、当該日の前営業日の18:30時点の各国債店頭取引清算参加者のポジションについて、極端ではあるが現実に起こりうる市場環境下(ストレス状態)において発生しうる損失額が当初証拠金を超過する額(担保超過リスク額)を算出し、当該担保超過リスク額が上位となる国債店頭取引清算参加者2社(当該清算参加者を含む企業集団に含まれる他の国債店頭取引清算参加者を含む。)の担保超過リスク額の合計を、各国債店頭取引清算参加者の当初証拠金基礎所要額に応じて按分した額(当該額が最低所要額に満たない場合は最低所要額1億円)を清算基金所要額とします(*2)。

(*1)週の営業日が2日未満の場合には計算を行いません。
(*2)2016年12月30日現在の全清算参加者の清算基金所要額は1,557億円。

<清算基金算出イメージ>

<計算に使用するストレスシナリオ>

(1)主成分分析に基づくストレスシナリオ(固定利付国債・割引国債に適用)(6通り)
過去の利回り曲線の変動データから主成分分析の手法を用いて抽出した利回り曲線変動の主要な構成要素と、流動性が最も高い残存年数(7年)における5日間の過去最大変化幅の組合せ等により、6つの利回り曲線の形状を特定し、これをストレスシナリオ(ストレス利回り曲線)に設定します。
(2)市場インパクトに基づくストレスシナリオ(変動利付国債に適用)(2通り)
JSCCの国債店頭取引清算業務開始以来(2005年5月~)の変動利付国債最大の単価変動(上昇/低下)及び、リーマンブラザーズ証券破綻時の反対売買約定価格と市場価格とのかい離の最大値(上方かい離/下方かい離)を抽出し、抽出された単価変動及び約定価格のかい離との組み合わせにより2通りのストレスシナリオ(ストレス価格)を設定します。

これらのストレスシナリオについて、各国債店頭取引清算参加者において発生しうる損失額を算出します。